2013年9月20日金曜日

Asian Week

 ニューヨークでは各地で9月半ばから秋のオークシオンが開催されている。
2大オークシオンハウスといえばクリステーズとサザビーズが知られているがながい歴史があるので信用は絶大である。
 私も西洋版画を扱っていたので以前はよくオークシオンで作品を購入したものである。久しぶりにクリステーズの前を通り、日本美術や韓国、また中国美術のオークシオンの下見があり訪れてみた。
 レセプシオン近くのソファはほとんど中国の人々でうまり中国語が飛び交っている。最近はどこも中国パワーが凄い。オークシオンに参加したいと思い聞いてみると以前はオークシオンに参加するのに保証金?など必要なかったのに最近は保証金を払わなければ参加できないようだ。主に中国美術のオークシオンには。
 日本美術の下見会場で見た明治期に主に海外に輸出されるためにつくられた工藝品のかずかず、、こんなに精密につくるのは人間わざとは思われないほど素晴らしく美しい。この時代の日本の職人の技術にヨーロツパの人々は驚き魅了されたときく。この時代のものには霊的なものがあると感じるのは不思議である。
 時代に反映してすべての価値観が大きく変わった現代、美術の世界でも繊細さ等を求めることよりもわかりやすく誰にもアピールするものが好まれる時代になったと感じている。日本美術のオークシオン会場には訪れる人も少なく静かであったけれど何人かの熱心な人々の入札で沸いていた。
 

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